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「夢空間」。ラブホテルとは、非日常的空間。異次元の世界を演出した、エンターテイメントなカップルのための小劇場である。

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ラブホテルとは

ラブホテルとは、男女が愛し合う事だけを目的としてつくられた、SEXのための専用ホテル、小劇場である。
「いかにSEXが楽しく出来るか」をトコトン追求し、極めて行くうちに日本固有の文化として育まれ開花した。非日常空間・異次元の世界、これこそがラブホテルの真髄と言える。

ラブホテルとは、「夢を売ってなんぼ、夢を買うてもろぅてなんぼ」のビジネスで、カップル達がSEXを十二分に満喫することができるステージをかもし出す事が最大のポイントと言えよう。その為に必要なのは「テーマ性・動きや仕掛け」で、テーマパークやディズニーランドと同様、「ワクワク感」や「ドキドキ感」を演出し、その内にラブホテルとしての淫靡なムード作りが重要な課題となる。ただ単にSEXだけの空間ではなく、SEXをエンジョイするための舞台造り、二人を主役にするためのストーリーと、主役を盛上げるための目に見えない脇役の演出に力を注がねばならない。それがラブホテルを流行らせる「秘訣」と言っても過言ではない。
ラブホテルを利用するカップルは行くと決めた時から、すでに前戯が始まっている。「どうしてあげたい」「どうされたい」と言う戯れの悲鳴を想像した時の「ワクワク感」「ドキドキ感」は絶頂に近く、また、した後の余韻も後戯となる。それがラブホテルだ。今後、21世紀は、ますます観光とレジャーの時代になるものと予想される。海外旅行や芝居・映画・スポーツ観戦等のエンターテーメントビジネスが人を楽しませるのと同様、ラブホテルを利用する行為そのものが世間から評価される時代となることを期待し、日本独特の「ラブホテル文化」を世界に誇れるものにしたい。

しかしながら、最近ラブホテルが出逢い系サイトで利用され、未成年の非行の場になり、犯罪に利用されていることに心を痛めている。私が目指した「カップルのため」「大人のため」のエンタテイメントホテルが本来の利用目的から外れることにより、社会から阻害され、ラブホテルの文化的価値がタテマエ論で潰される危機が起こっているのだ。

ラブホテルは、また、日本にあるシティホテル・ビジネスホテル・リゾートホテルなど様々なホテルがある中で、そのすべてを合計した売上げを上回っている。その規模は3兆円とも言われ、『莫大な経済的貢献』をしていることは明らかである。私は、不動産価値の低いインターチェンジ脇の土地や商業性のない田舎の沿道など未利用地を活用して事業を興し、収益を上げてきた。ショッピングセンターや事務所、マンションなどに不適切な土地も多く、土地所有者と利用者の両者に意義のあるものを提供し、多大な経済金融的価値を創造してきたと自負している。

 

ラブホテル1600棟のプロデューサー

亜美伊 新


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